ホイルで思い出す、タイヤから三船さんへ通じた道(前編)

タイヤは地上を移動する乗り物にとって非常に重要なアイテムであることは明白な事実である。
そして自転車の場合はサスペンションを持たない構造が多いので尚一層、重要である。


私は数年間、自転車を休んでいて2005年6月頃に復帰した。
その時の自転車は今のMessaComp号でありタイヤはパナの何とかエクストリームというタイヤだった。
暫くはこのタイヤとマビックMA-40/36穴のホイルであちこち走り出していたが、自転車パーツのネット通販を見て

「せや、タイヤを刷新してみようか。」と思い立った。
サイクルベースあさひの通販でバリアントを買って、早速走ってみた。


タイヤ装着が久し振りで馴れずに走り出す前に組み付けミスで2回ほどチューブを噛ませて穴を開けてしまった。
近所のホームセンターで買った修理キットを使ってやっと装着成功。そして走り出した。


家の前の道路を100m程走っただけなのに
「こ、このタイヤは何?走行抵抗が凄く少ないのにグリップが凄くいいではないか!一体、このタイヤは・・・。」と
驚愕した。実はこれこそ、私の三船さん交友の始まりであった。


私は大昔、モータースポーツに血道を上げていたのでタイヤにはうるさい方だったみたいだ。
だから、こんなに素晴しいタイヤとなると一体誰が開発したのか非常に興味が湧いた。
タイヤの開発、これは並大抵の事ではないのは嫌と言うほど知っていたので開発者の事を知りたくなった。
HPを見ると開発元締めとして宮路さん、そして現場担当として三船さんの名前が有った。
そうか、この三船さんという人がこのタイヤを・・・・。ふーむ。


三船さんには申し訳ないのだが、三船さんの事は殆ど知らなかった。何処で何をしている人物なのか。
海外のレースは時々雑誌でチラチラ見ていたが、アームストロング連勝のツールなど興味が無かったし、ジロの情報もあまり無かった。
ましてやクラシックレースなんぞ何処にあるのか・・・。
でもタイヤ開発に深く係わった三船さんの存在を知ってから矢鱈と興味が湧いてきて急速に以前より自転車に詳しくなってきた。
そうそう、北のクラシックってこんなんやったなぁ・・・、とか、あームセウやー、とか。


三船さんのブログを発見し目を皿にして読んだ。この人はこんな感じなんかなぁでも会ったら違うかも。
三船さんって何処に住んでるのかサッパリ判らんけど、絶対に会いたいぞ!

そう思った2年前の今日この頃でした。