【消え行く余部鉄橋】

何でもサイクルモード東京にメルクスが来るらしい。
うーん、メルクスに比肩出来る選手となると流石に少ないね。
サイン会も有るらしいし東京が30km程しか離れていないのであれば行きたい処だが実際は無理だ。
メルクスにはどんな選手も子ども扱いですな。
ま、私は前から表明しております様にステージレースよりワンデイレース重視です。
メルクスは両方共に素晴らしい結果を残している偉大な選手ですからサインは欲しい。
LBLも数回勝っているしなー。
実際、今も所有しているメルクスSC号は気に入っている。
スカンジウムの味が何とも言えない。(って齧っている訳では無いです。)



昨日は作業の合間の時間、余部まで行って鉄橋を見てきた。
自分は鉄ちゃん(鉄道ファン)ではないが、古くから有る大きな鉄の構造物という事で非常に
興味が有った。
それが消え行くというので消えてしまう前にこの目で見ておきたいという強い想いが有って
行って来た。
本当は自走で行きたかったんです。
この夏にチャンスを狙っていたがレース追っ掛けの重要期間で有ったり仕事が有ったりで
行けなかった。
来年になると既に消えているかも知れないし早い方が良かろうと昨日行ったんです。



朝一発目の作業は朝来市和田山の南方10kmの伊由市場で30分で片付いた。
二発目作業は豊岡市内、15時からなので時間的猶予は十分有る筈。
迷わず伊由市場を後にする。
早朝は寒かったが徐々に暖かくなって有り難い。
快調に豊岡市を通過し海岸沿いへ。
初っ端は竹野、そしてリアス式になっている入り組んだ海岸沿い道は中々のアップダウンが続く。
時折見える海辺の風景は美しく見とれてしまいそうになる。




そしてやって来ました余部鉄橋。これを実際に見るのは初めてだ。
うーん、いいね。これを作った人達、今と違って凄く大変だったと思うが尊敬します。
鉄製の巨大な構造物は何とも言えない味がある。
残念なのは構造が脆弱な事だが、それは地盤にも関係するし当時の建築技術を考えると
偉業だったと思う。
鉄橋が消え去るのは確かに寂しいですね。素晴らしいんだが時代は流れる・・・。





今迄この辺りは来た事が無かった。
更に隣の浜坂温泉は単独行で有名な故加藤文郎生誕の地なので、こちらも行きたかった。
流石に仕事が有るのでそれは無理だが浜坂で温泉に浸かりの海の幸を味わってみたいもの。
それは又の機会にしよう。
以前は自分は登山が大好きだったが加藤文太郎には憧れたもんで彼の足跡を一部だけ辿った
事もあった。
高校生の頃だったが彼の足跡を辿りタイムも真似る事は大変だった。
当時は登山路も整備されていたかったと思うので実際には比較し難いし自分も徹底して真似た
訳では無い。



彼と比べることが出来る登山家はヘルマン・ブールかラインホルト・メスナー位かな、
と勝手に思う。
単独行、最近は他にも居るようだが、登らせ屋家業も多いので本人の実力は不明だ。
アルパインスタイルで登れる登山家、例えば山野井氏みたいなタイプが好きだな。
その道は厳しく痛みに満ちているが最高に輝く。



話題が逸れてしまった。
余部鉄橋を見上げながら、或いは思い出しながら色々と考えた訳っす。
鉄橋を見た後は再び豊岡市内に戻って作業である。
途中の景色を堪能しつつ急いで戻る。
実際は時間的にかなり余裕で作業地に到着したのでi-Podで音楽を聴きながら時間
を過ごす。
仕事は一寸トラブりながら何とか終了、曇りだしてきた空を見上げながら帰路を急いだ。
天気は結局、奈良県内に戻った辺りから降り出したがソレまでは意外にもった。
トータルで見て、香住〜豊岡〜出石〜但東〜福知山〜京都〜新三船街道〜自宅のルート。
午前中の走行も足すとこの日の走行は500km弱、ちと疲れました。