無線問題

ドーピングに関してはサイクルレース界の全員が「否」と声を揃えているので
問題は有るけど方向性が一致しているので良いが無線はどうか。



色々な意見が出ておりますね。
選手がシステムに組み込まれてしまって自分自身の判断が出来ないので否、と
いう意見も有れば安全確保の為には必須である、という意見。
サイクリングタイムに掲載されていたフォイクトの意見は判りやすかった。
だがコレが日本に適用可能か、と尋ねられたら・・・どうでしょうか。


フォイクトの主旨は「安全性」に重きを置いた発言でありました。
先の道路状況がどうなっているのか判らないのに高速でその場に突入してしまう
危険性を指摘している。
その危険性を回避するには無線認可か周回コースの採用等を主張していた。
多くのレースでは周回コースとなっている日本の場合はフォイクトの主旨に
沿うと無線は要らない。一般公道を使うレースの時は検討するというレベル
なのだろう。



確かに周回コースを走る時は殆どの場合、クローズドされたコースである。
安全性の問題もかなり低いでしょう。
公道レースでも密集して高速でえらい場所を走るプロツアーに比べると
日本は殆ど問題が無い程の安全性である。
これで行くと日本国内は無線Noで海外の場合は安全性に有効なので使用を
検討するという気がするが・・・恐らく問題はこんな解決方法で済まない。
UCIはいかなる場合もルールは世界中で統一させようとするのではないか。



この問題、そもそも今まで使われていた無線を廃止すべきだ!という意見は
どういう観点から発せられたものなのだろうか。
ドラマチックなレース展開を希求するからだろうか。


日本のレースでは無線は無くても何とかなりそうな気がする。
安全性を考えると無線Yesだが、狭い日本そんな危機的状況は起こり難いの
では。。。殆ど周回コースやし。
日本の場合は殆ど戦術的な使用に寄っているのではないかと思う。
ヨーロッパでも使用実態は同じでしょうけどね。
危険度については間違いなくヨーロッパの方が高そうです。