水墨画の世界か、霧の夜の天王高船練習コース

■火曜日の夜はマッサーハウスのオフライン・ショップへ行きました。


色々と用事が有ってマッサーハウスへ行ったのですが、この日は大阪仕事を終えて一旦帰宅していたので自宅からの走行。
大阪市内で仕事をしている時は中央環状や国道1号線やら170号線やらを通り、例の池之宮北まで行きますが・・・。
香芝の地から富雄川沿いに北上して上がり基調の行程。小雨の中をセッセと走る。雨は止んできたので良かったのですが、
163号線と交差し三船街道に入る手前から霧が。
まぁ、霧ぢゃないの、と軽く考えて先を進む。狭い田舎道だが夕方の暗くなってからの道中なので通勤・帰宅の車で裏道
近道の車が意外にやってくる。
こちらはライトをダブルで点灯して目立つようにしながらボソボソと。やがて「名も無き峠」を越えて奈良県から大阪府へ。
徐々に先が霧で見えない。厳父の如く厳しい三船峠もコッチ(北上)からは優しい。
でも三船峠を越えてちょい下り、いわゆる天王高船練習コースに入る頃にはかなり霧が濃くなってきました。ちょっとー。
進むにつれて先が見えません。上がりなのに自分の位置が判らないのでブレーキかけてヤバっ!と側溝に落ちる寸前とか。
かなりゆっくり進んでやっと最高地点。視界が良ければ此処からは爽快な下りであるが、爽快なんてトーンでも無い。
もうお婆さんが杖にすがる様にユルユルと落ちてゆくばかりでした。


天王のバス停まで来ると霧もかなりマシに。ようやく予定オーバーでマッサーハウス。用事やら四方山話をして暫し快談。
終ったら着た道戻る。
何時もは何という事のない道中ですが、正直言うとこの時は一緒に居た高木さんに「山越えるまで送って貰えません?」
とお願いしたかったんですが、すがる気持ちは弱気に繋がり諸々よろしくないであろう、と何時もの通り一人帰ることにする。


でも何となく足が重い。回転が上がらず。練習コースに入っていくと・・・、往路に増して霧深し。凄い湿気です。
うわー、雨の方がマシや。
もう見えない。白いライトがぼうっと前を照らす。ハローが光と闇の境界線を彩る。地面がまともに見えないのでフワリとした
感じでコレはコレで面白いが一寸危ない。
上を見上げると遠くの明かりが感じられたりするので方向を決めて走る。でも人家が無くなった辺りだと結構困った状態です。
押して歩こうか、と考えたけど乗っていても歩いても一緒だしクリート痛めるからゆっくり走って行くことにする。
自分の位置が判らないが勾配のきつさで「あぁ、此処はアソコの辺りかな」と考えながらの走行でした。


オヤオヤと気付き、やっと場所が判るというのを3回程繰り返してやっと三船峠の下。この辺りで霧はマシに。
こういう時、三船峠はしんどい。53-25でヨタヨタ上がる。インナーにしないのがミソです。何故ミソなのかー、それは実験
されることをお奨めしますね、近所の方。ヽ(^o^)丿
そしてやっと「名も無き峠」を越えて高山から163号線を越える頃には霧はマシになり富雄駅の辺りではスッキリでした。


しかし、何とも言えない不思議な世界でした。ああいうのを幽玄っていうのかな、幽邃(ユウスイ)っていうのかな。
車ではなく自転車という頼り無い移動手段で初めて感じるものでありました。そんなんで写真は無しです。済みません。


■kbcoppiさん、どうもですー。お元気ですかー。
私も三船さんの調子がイマイチだったのが心配でして終ってから聞いたら、秘密のロード練習で度が過ぎた?様子でした。
そら無理ですなー、という感じでした。
三船さん、元々安定した走りなのでレースで遅れたりする時は何かトラブルとか原因が有りますね。
兎に角、人一倍重いギアを踏めるので力強く感じます。細かく話を聞くとホンマよーやるなー!と呆れる事多いです。
三船さんは選手としても人物としても奥が深くてヨロシイですね。それこそ幽玄ですわ。(^O^)/
それはそうと、日吉で地面に一杯転がっていた丸い黒いの、鹿の糞だったそうな。高木さんに教えてもらいました。
私は・・・、かなり踏んでお土産も。もう洗いましたが嫌やなー。日吉、今度からどうしょうか・・・。


※幽玄:奥深く味わい深いこと、
※幽邃:奥深く静かな様子


ですって。少し賢くなったな<<自分。