ウルリヒが引退してしまった

寂しいことにウルリヒが引退声明を発表した事は衆知の事実となった。実に寂しいことである。


私は特にウルリヒのファンでは無い。(三船さんのファンだけども。)
正確には知らないが事実であれば、「常に戦う姿勢を崩さない選手ではなかった」という点に不満が有った。
これは真実を知らないので違うかも知れない。
クラシックに余り目を向けないという事も。でもこれはTMOの方針だったなら止むを得ない。だったら凄く残念だ。
しかし彼の実績は高く評価したい。よく戦った。戦友達にかなり叱咤されつつ頑張ったらしい。
なんせ相手はアームストロングだったのだから・・・。


今回のオペラシオンプエルトで一番、損な役回りだった一人だろう。
見事に復帰出来ている選手達もかなり居る。
ウルリヒはスイス車連がライセンスを発行しないとか、ドイツで永久出場禁止が出たレースが有るとか、環境は彼にとって
余りに過酷だった。
気の毒である。私も、幾ら何でももっとウルリヒが走る姿を見たかった。本当に残念だ。


この先、第2の人生がどうなるのか大変心配である。
頑張った選手時代を正当に評価が得られるのは何時の事だろう。
どうか素晴らしい指導者・人格者として皆に認められる様に。又、納得の人生が送れる様に。
ウルリヒ自身、この厳しい環境の中で悲嘆にくれるだけではなく「自分自身が変わること」が必要だろうと思う。


ヤン・ウルリヒ、どうか幸せになって欲しい。