行くもの、来るもの

大層な題名であるが実は我が愛車の件である。
長年使っていた鉄マッサ号:もう20年近く経つオールドフレームが去る。
そして途中採用(中古物件)であるがメルクス・チームSC号が来た。
或る意味、憧れのスカンジウム製フレーム。



ちと小さいサイズだったのでハンドルはボーネン風に上向き気味である。
別に伊達でやっているのではなく、止むを得ずそうしております。
さて・・・、これの賞味期限は何時までか。
恐らく最短と思われるがどうだろうか。この間にしっかり稼いでmuur3を狙うか。




鉄マッサ号と言っているが、実態はエクタープロトン橋口さんが20年近く
前に作ってくれたもの。
コロンバスMAXで作られたそのフレームは中々硬派でいいフレームだった。
これに52-42&13-21を付けて色々なレースに出たりサイクリングに出掛けたり
していた。
三船さん宅傍の練習コース:天王高船エリアでは毎週日曜日の午前中は
チーム練習で足を攣らせていた。



その後、結婚やら仕事が多忙やらで徐々に自転車の世界から身を引いていった。
そして自営業として独立し時折乗る程度で殆ど乗ることはなかったが2005年頃に
定時出勤の世界から出て自宅を本拠地として仕事を開始してから再開した。
自分が自転車を一旦中断し再開の時に引っ張り出したのがこの鉄マッサ号である。
当時は空色とオレンジ色グラデーションに彩られていたが今は黒いマッサカラーである。



新たに来たチームSC(スカンジウム製だ!)のパーツ取りの為に黒マッサ号を
ばらしていて気が付いた。
もう、このフレームは、まさに限界やね。今までよく頑張った。
本体回りは未だ死んでいないがシートピラーを固定する部分が緩んで
カパカパになっている。
今まで缶の薄い鉄板をシムにしていたがもう無理だ・・・。
BBも思い切り緩んでいるが、これはホローテック2でカバーしていたのだ。



まぁ誰にでも引き際というものは有る。
それが遂に来ただけだ。
鉄マッサ号よ、安らかれ。そして今まで長い間有難う!