飯田の旅 第1巻

実業団飯田ロードへ三船さん応援に行った。
現地は通信事情が悪かったのでバッチで2回に分けてアップします。


三船さんレースも、もう少ししかない。一つ一つが大事だ。応援も同様である。
飯田へはリード号で。道程は名古屋経由153号線で飯田へ行くルートだ。
こちらの方面は今まで来た事が無くて初めての分野である。
今までは地図上の場所でしかなかった愛知県足助市を通り南の端っこから長野に入るルート。
県境の峠がどうなっているのか興味が有った・・・。


朝7時過ぎに出動、亀山を通過したのは2時間後、名古屋を通過したのはさらに1時間と少し後。
亀山ファミマで例の大プリンを買う。
途中のスーパーでキャラメルソースを買うか〜と考えていたが結局買っていない。
名古屋に入ってからはAU携帯GPSの音声ナビを聞きながら走ったがまぁまぁいける。
バイク類はGPS運用が難しいがコレなら楽で良い。
それに従って徐々に県境へ。そして伊勢崎峠を越えて暫く進むと呆気なく長野県境で期待していた峠は
無くて拍子抜け。なんや・・・。


■伊勢崎峠トンネルとやら。


更に進み治部坂峠を越える。この辺りの峠はかなりスローで長い。激坂と対極である。
自分は県境というとコンパクトでも10%はあるような峠を期待していたが何も無い。ちと淋しいな、
コレは。
寒原峠(1170mだったか)というのを越えてダラダラと走っていくとやがて飯田に到着。あー。
一応、JR飯田駅に行く。特に用も無いのだが飯田に来たからには基点に来ておかないと。
駅に行ったが特に何も無い。観光案内で周辺地図を貰った。
これで今からスタート&フィニッシュ地点へ行くのだ。


寒原峠とやら。(復路に撮影、長野側)


さてコース探しが案外難しい。
飯田市がHPに掲載しているコース詳細図を見ても駅からどう行けば良いのか判り難い。
例のAUナビを使おうにも地名が判らぬ。
それでもウロウロしていたら練習で走っている選手を発見、やがて明確な場所を掌握して無事に到着
した。
スタート&フィニッシュには笹井君や中川さんが居たので挨拶、何時ものレース追っ掛けの松下さんも
会えて挨拶、もう今から選手応援の旗設置中だった。
今回も何時もと同様、自分は旗も無いので応援は声が頼りだ。頑張って叫ぶぞ。
コースを先ず2周した。大体判ったので応援場所も決めておこうと思うが最後のゴールに行く経路は把握
出来ないまま。ま、何とかなるだろう。


コースをざっと見ることが出来たので、やや安心。
馴らし走行をする選手達の足の具合も大体判った。
平地と上がりは流石にスクーターの能力が勝るが下りは差が無い。
ま、リード号はコーナーリングがヘタレなので余り攻めると下回りがガリガリ擦ってうるさいし
ハンドリングも怪しげ。
下りでは選手達を追い越すには至らない。
きっと三船さん相手なら負けてるね。
自分は元々は単車乗りでレース上がりだから下りとかコーナーリング等は自転車でも遅くは無いだろう。
昔は切れた走りをしていた。
でも単車はエンジンがあるしサスも有るので下りでもアクセリングをしてバランスを取っていた。
自転車はそんな事は出来ない構造、ライン取りとステアリングとバンキングだけで下るから単車とは
違うのだ。
スケボーで坂を下るのと単車で下るのとでは内容がかなり違うのはお分かりだろう。
それみたいなものだ。


それでは今から今夜の宿に向かう。
約43km向こうだとナビは言うがどんなもんやら。
兎に角、どんどんと山中に分け入る。
奈良や和歌山や三重の山奥だったら、とっくに携帯エリアから出てしまっている筈なのに長野は結構
通信が出来る。
AU頑張ってるやないの〜。
そしてようやく矢筈トンネルの入り口に。でもリード号は100ccなので自動車専用道路は通れない。
旧道の峠を目指してジワジワと坂を詰める。ガソリン量が心配になってきた。
足助の外れで給油したが登坂が多いと燃費も増える。この辺りのアップヒルは長いので余計に消費する。
案外綺麗な道を走るとやがて赤石峠のトンネル(1195m)である。
トンネルを抜けたら・・・、南アルプスの素晴らしい風景が見えてきた。
ああ、久し振りに南アルプスが見れたー。\(^o^)/


■赤石峠トンネルですね。


■遠方に見えるは南アルプス聖岳(3013m)です。


此処から延々下り。流石にAUナビも途切れてしまった。
淡々とダラ坂を下る。
途中で山猿に遭遇したが、此処の猿は近畿の山で見る猿よりも大きい。良い物を喰っているのだろう。
かなり以前から人間様の畑から泥棒し続けたのが判るぞ。


ガソリン消費もかなり進み飽きてきた頃に上村に到着。
直ぐにガソリンスタンドを発見、安心したー。すぐに給油しついでにエンジンオイルも購入。
そうです、リード号実は2サイクルなのだ。だからエンジオイルは適宜補給しなくてはいけない。
これって面倒だ。早く4サイクルに昇格したいもんだ。


目指す下栗の「民宿ひなた」は上村から更に10km程度奥だ。
ガソリンもオイルも満タンなので心配せずに登坂が出来る。
ウネウネと上がりを詰めてゆくと南アルプスに対峙するかの様に山肌にへばりつく山村:下栗に到着。
聖岳の姿が美しい。
到着したのが夕方18時頃なので撮影は次の日に回す事に。
民宿ひなたは景色も素晴らしく夕食も山村ながら非常に美味しかった。
鹿肉のバター炒めやジャガイモの胡麻ミソ?添えが特徴があり美味しかった。
お蕎麦も薬味の香りがとても良かったです。