飯田の旅 第2巻

savy_wada2008-09-29

アルカンシェル、バッランが獲りましたね!
おめでとう、バッラン!イタリア!!

そして遂に二人のザベルとベッティーニという
超ベテランが引退か!
今年は引退する選手が多いな。
その中で一番大きな存在は勿論、
我がマッサーであります。


さて上村下栗の夜は素晴らしい星空だった。
久し振りに天の川を見たなー。オリオン座がこんなに
輝いていたのを見るのは
何十年ぶりだろうか。贅沢な夜だった。


夜空を見上げて2度寝、ちゃんと起きたのは5時半です。
夜が明け山々が姿を現す。
素晴らしい風景だった。山の美しさを実感するにはある程度の高度が必要だ。勿論、山に有る程度近いのが良い。
余り近過ぎると景色が判らないが、この下栗は最高の展望台と言える。
いやー、飯田から山道43kmは無駄では無かったですね。
皆さんも一度行かれる事をお勧めしますよ。


朝の「民宿ひなた」2階からの風景です。同宿者は中部電力の方。



山の風景ばかり見ていては遅刻する。急いで荷物を纏めて準備し下の階に下りて充実した朝食を食べる。
宿のおばさん、前夜もそうだし朝も美味しい食事を作ってくれた。
最近のメディア等では豪華で時には奇抜なグルメが紹介される事も度々有る。
こちらの食事はシンプルな昔ながらのメニューだが独特な味わいがあり懐かしさもある。
山の幸を生かして作られた献立は飽きが来ない奥深い旨さでした。


■民宿の小母さん、栗を剥いて食事の支度が大変です。


■さようなら、下栗村、素晴らしい安らぎを有難う。


舌鼓を打って食事を平らげたら出発。
清清しく少々寒い空気の中、リード号を起こす。ガソリンもオイルも昨夜補給したので安心です。
民宿ひなた、を後にするが素晴らしい風景は時間と共に輝きを増して中々去り難い。
違う場所で何枚か写真を撮ってやっと下山の途に着いた。
さて、飯田に向かい出すと後は振り向かずアクセルをオープン。
パワーの無いリード号、赤石峠の登坂は厳しかったが下り基調でどんどん飛ばす。
やがて1時間弱でスタート&フィニッシュの広場に到着したのが8時前だった。


■未だ静かな感じ。


もう結構、来ているが未だ顔見知りは少ない。
空いた時間を利用してコースをリード号で走りに行く。
自走なら自分の足で感じれるのだが悲しいかな、それは出来ない。
移動上の数々の制限が有るのでしょうがないね。
一昨年は奈良から近鉄電車で名古屋まで出てからバスで飯田まで来た。
飯田ではチーム員の車に乗せてもらえたが今はチームも再編間近なので自力で動く必要が有る。
そういう意味では現地でも動ける必要が有ったのでリード号での行動は適切だったかな。
何と言いましても経費が安い。運転しっ放しで寝れなくてビール飲めないのは淋しいが見聞は広がる。


コースを数周し応援場所を決めた。
一番高い処より一段下がった場所にある丸久という会社の前のポイントにした。
そして下に戻ってぶらぶらしていると皆さんが集まり出す。
奈良の坂本さん夫婦も来て三船さんの応援幕を取り付けていた。
他にも、We Love RoadRacwのメンバーに久し振りに有って挨拶をする。
やがてmasahiko.mifune.comメンバーも登場、久し振りに伊勢ボンの父ちゃんにも会えて良かったです。
高木さんも登場、高木さんは飯田の後は大分〜いわき市とカメラマンズ・ステージレースが開始である。
無事故で・・・、高木さん。
気付くとマトリックスは運動場の片隅に駐車したリード号の裏側に陣を張っている。
三船さんも登場、皆で談笑して時間が流れる。


■澤田ケンショウと三船さんの後姿。


さて、道路閉鎖時間が迫ってきたので自分は移動。
移動場所には若いボランティアの彼が居るだけで他は誰も居ない。
暫し待機、やがて老夫婦が下から歩いてきた。総勢4人で観戦開始だ。
9時半を回ると下のスタート地点での放送が遠くに聞こえ花火が一層音を響かす。
待つこと12分、先頭集団が上がってきた。
もちろん、未だ集団のまま・・・、いや早速アイサン盛選手が逃げている。
いよいよ開始やー!!


■逃げる盛選手です。低い姿勢。


レースは例によって我慢比べ、アイサン盛選手は4周の間、約30秒差を保つ。
5周目には吸収されるがメイン集団も二つに分かれる。
今日も三船さん、頑張っているぞ。
おお、凄いー!頑張れーマッサー!!と例によって声を張り上げる。
嬉しいなー、琵琶一の効果が出ている、という訳では無いでしょう。気合が入っているんですね。
そのまま頑張れー。


■静々と大集団。でも直ぐに分解してしまう運命。


■コレは誰やー。


■未だ序盤です。


やがてシマノの作戦が効果を現し土井選手の逃げが成功、暫くBS長坂選手?が追走するも付けず。
土井選手のエスケープが続き、これは最後まで行けそう。
此処で失敗、自分は土井選手ではなく狩野選手だと思い込んでいたけど、そやね、あれは土井君だった。
失礼しました。


■逃げる土井選手の後姿。


■真鍋選手を従えて?三船さん、最後の飯田の登坂最中でした。


レースも終わりになって老夫婦は下に下りてゆく。
自分は最後の登坂まで三船さんを応援したいので最後まで残る。
ゴール周辺では何時もの応援メンバーが沢山居るだろうけど、このポイントは自分一人だけなんで此処は動かない。
逃げの土井選手、集団の中には真理選手も居たのでゴールはシマノのワンツーになると判った。
そして最後の周、三船さんは集団から少し遅れて上がってきた。
よく此処まで頑張ったね、もう少し。真鍋選手を従えるような格好で二人で上っていった。
選手達が去り後方車・看護車・回収車が通過するとコース上を通れるのでDNF道を通ってゴール地点へ移動する。
三船さん、お疲れ様でした。素晴らしい走りでしたね!


■「しんどかったー」と三船さん。お疲れですわ。


レースも終わり皆さんに別れの挨拶後、帰路に向かう。
道程は来た道を戻るだけ。
でも時間帯が昼〜夜なので車が多いだろうケド小さな車体のリード号は渋滞の影響は少ないね。
淡々と飯田〜阿智村〜足助〜豊田市〜名古屋〜亀山とひた走る。
走っていると無意味に左に寄って走る車とか雑な運転をする車を多く見かけますな。
愛知も三重も信号無視が多い。
信号無視にも色々有るが京都風というか、交差点に黄色でも強引に入って赤に変わっても未だ後続車が続いて交差点に
入って来るというパターン。
それに見切り発車もかなり多く、最前列で真面目にグリーンを待っていると邪魔者扱いされるケースも多い。
マナーとしては奈良県よりマシだが余り良くないね。


そしてやっと帰宅。正味の走っている時間は往復共に7時間程と同じだった。
ガソリンは往路は満タンを2回で飯田ウロウロ+上村下栗までで2,000円程度というところ。
復路でも2回補給だった。距離は往復740km程度なので燃費は30km/lを割った辺りか。
途上、登坂も多かったし結構飛ばしたのでこんなもんでしょう。
帰ってから風呂にも入らず世界戦の結果をパソコンで見ていて、そのまま椅子に座って寝てしまった。
起きてこの文章を書き出したのが5時頃でした。
さぁ、今日も仕事やでー。