輪島ツアー 2/2

さて朝である。
輪島の民宿に投宿しているが7時から交通規制が始まるらしいので急がなくては。

5時半に起床、6時前には朝飯は終りスタートする。
朝霧の中の輪島を出て門前町へ向かうが輪島の町はちと判り難い。
でも小さな町なので、ものの数分で町外れ。
サークルKで補食を買っておく。観戦場所は何も無いからなー。



門前町まで中々起伏があり約200mの峠も有る。約20kmを走ると門前町である。
こちらは多くの人が準備に勤しんでいる。後30分で道路閉鎖だ。
数人の顔見知りに挨拶をして少し時間調整をしてから観戦場所へ。
8km地点、アタック用坂にてスタートを待つ。
未だ1時間以上有る。此処は静かな場所で誰も来ない。
見通しが良いので電波も飛び易くインターネットも出来るので待機時間はパソコンで仕事・・・。



やがて8時を回る。
先ずは女子がやってきた。ラバネロの森本選手があやや穣を1分程度離しやって来た。
彼女は前回の加東も優勝だったが調子が良さそう、来年もそのまま好成績を維持かな。
加東みたいなコースで勝って輪島でも勝てるのは中々のものである。



遅れて2分少々でBR-2が来た。


こちらにはうちのチーム員の大石君と竹浪君が居る。頑張れ〜!




やがてBR-2も終りBR-3、こちらはうちのチームは誰も出ていない。
知っている人も余り居なくて人数的にも少ないかな。
開催場所が不便ですからね・・・、いい処なんですが。
でも旨い食い物探しなら金沢の方が上かも知れない。
喰ってばかり、という訳でも無いだろうけど。



そしていよいよBR-1のスタートとなった。
流石にBR-1は集団が密集していて千切れてくる選手は少ないものだが此処のレースは・・・。
想像していた通り、1周目から遅れている選手が多い。
もう早々に足切りカウントが開始される状況。
我が三船さんは集団の中程で粛々と走っている。
マッサー、頑張って行けよー!!
http://d.hatena.ne.jp/masahikomifune2/20081019




2,5km-200mの上がりでかなり絞られてしまうのだろう。
前グループとプロトンとの間は徐々に開きだす。
毎周1分程度、三船さんもしんどそうだ。このコースは三船さん向きではないからなー。
でも行けー!マッサー!!


■追走集団から落ちたが一人で前を目指す。(の筈)


■少し後を走る秋山君。



徐々に人数は減ってきて、こういうコースに強い選手が揃ってくる。
三船さんグループは毎周1分程度遅れている。
こうしていると下からマトリックスでメットをしていない一人が上がってくる。
あ、ヤッサン監督でした。


「おー、此処やったらよー判るなー」
「選手の動きを見るには一番ええとこですわ、あそこの右折角から此処までは・・・」
「ほーほー、ナルホド」


という事で暫くは二人で選手の動きを見てました。
この頃、4周目だったか5周目だったか。


実はラップを記録している手帳を現地に置き忘れた様なんです。
あー、あそこには色々と書いてあったのに。
でも今から門前町まで取りに行く、というのは出来んしなぁ。
もう一寸儲かって単車もリード号からマジェスティとかフォルツァに乗り換えれたら行くけど。


残り周回5周辺りから三船さん応援は並走して行う方式にチェンジ。
道端でストップウォッチとカメラを持って叫んでいるだけではイカンよね。
ジャパンカップも後半辺りから鶴カントリーで並走応援と行こう。



三船さんのブログに書いてあったけど中盤は厳しい局面で第1坂で置いていかれて下りと平地
で追いついたとか。

あの下りで追い付けるのは三船さんならでは。
ま、三船さんの練習エリアにはもっと難しい下りが沢山有るからなー。
天王高船エリア:府道65号線の打田宮下〜打田下羽川の下りはヤバくて何時下っても緊張だ。
それとか大正池和束側の狭い隘路、此処は砂礫穴混じりのジェットコースター道。
あの辺りに比べたらこちらの下りも簡単やね。


■前集団に追い付いた三船さん、前を牽くのはツールド信州の王者:小島君。
 しかし次の周には此処から落ちたな。


■おお、伊勢君も居るぞ、頑張れー!


■次の周回の写真です。三船さん、厳しそう。


ヤッサン監督は6周回を終わってからゴール地点へ行った。
そして7周目、定番の如く土井君が逃げて来た。
下の右折角で後ろとは24秒差、そして観戦ポイントでは40秒差に広がっている。
此処から下り始めまで500m程度だからもう決まりである。
でも「おめでとう」は早過ぎるので頑張れーとだけ。
土井君は強いね。今の立場に相応しい走り方だと思います。
本当はヨーロッパで数年頑張って欲しいんだけど。
フミ君よりもイケルんではないか、と個人的には思う。


■逃げる土井君、只今加速中です。写真ボケてるなー。


土井君たちから遅れること8分45秒、完走は大丈夫と見越してだろうけど三船さんが2人位と
上がってきた。

「お疲れ様でした〜〜。、8分45秒ですー」
「え?」
「8分45秒!!もうちょっと頑張って〜!」
「あ”ー」
やや慌てた感じで腰を上げてダッシュ・・・はしなくて普通に走り去るのであった。(^_^;)


■動画のカット&ペーストなんで画像思い切り悪いですが三船さんです。


そしてレースは終わる。11分送れてハシケン選手が上がってきた。
「頑張れーと言いたいけど11分遅れです・・・」
判ってる、判ってる、という感じでハンドルを掴んでいる指をヒョイと上げて去っていった。
ハシケン選手もこれで・・・。



3種のオフィシャルカーが走り去るとレースは事実上の終りである。
オフィシャルカー、回収車(バン)、回収車(軽トラ)が行った後は走っても良いのである。
リード号に跨り手帳をガードレールのポール上に置き忘れている事に気付かずゴール地点へ。
何が来たんや?という顔をした立哨の人達に「お疲れ様でした!」「有難うございました!」と
礼を叫んで走り去る。
ゴール地点ではそろそろ撤収が開始されている。
駐車場へ行ってリード号を止めて何人かの方に挨拶したりしつつ選手達を探す。
秋山君は直ぐ見つかって声を掛けたがシカトされた。ま、最近はいつもそうですな。
他は・・・居ないね。
リード号に乗ってウロウロするとマトリックスは見つかった。
三船さんと他の選手達にも声を掛けて労った。



さて、これでレースは終わった。後は長い帰路である。
表彰式は申し訳ないが見に行かずに立ち去る。
今から思えば三船さんが何か喋ったかも知れないけど今となっては確認する術は無い。
トットと奈良を目指す。
往路では時間が掛かった249号線も何故か70km以上で走れる。
復路は地元の車がヤケにゆっくり走るもんで50kmだったんで焦れたけど今度は爽快。
でも地元の車は脇から道路に入る際に進行してくる車との距離認識が甘くて危険だった。
そこまで来ているのに強引に道路に入ってきて危ないぞ!という場面が何度か有った。



でもまぁ無謀進入にも馴れて適当に運転して金沢へ。
門前〜金沢は約100kmである。15時前に門前を出ても金沢は2時間後。
買い物ラッシュというか8号線は車が溢れて来た。
混雑しているし道路から出入りする車も多く注意が必要、皆さん指示器付けるのが遅い!
気温も下がってきた。寒いわ眠いわで二重苦って感じに。
途中のファミマで休憩ストップ、此処まで約3時間弱かー。
此処まで何度も眠気覚ましドリンクを飲んだが徐々に効かなくなってきた。
こりゃ他に原因有るのでは?とウィダーマルチビタミンを飲んでみると目が冴えてくる。
ナルホド、眠気の原因の一つは栄養不足なんか、これは一つ賢くなったぞ。



金沢市加賀市の外れまでは車が多いが北陸道乗り口を過ぎると急に減る。
下道で福井方面に行く車は流石に少ないのだろう。
県境の牛の谷峠、中々のものである。いい感じで自転車で走りたが交通量は多く道は狭い。
普段も走っている自転車など居ないのではないだろうか。
歩いている人など尚更である。越境道なんて何処でもそうだけど。



福井に入ったら又車が増えてきた。丸岡まで帰って来ると、この夏を思い出した。
亡くなった選手も居て大変だったね。
混む福井市を通過し越前市を通り武生市に入ると目が冴えてきた。
あのグネグネ道が待っているぞ。
武生トンネルを通過したら海沿いになる。
敦賀30km」さぁこの辺りからやでー。
1級国道に有るまじきグネグネ道が始まる。残念なのは前走車が多いこと。
対向車も多いし此処で追い越しなんて400cc以上の単車ではない限り出来ない。
それでもリスキーだろうけど。
流れに乗って暫し走ると敦賀の町に入った。此処からは特筆すべき事は無い。



淡々と161号線で浜大津を目指すだけだ。
8号線との分岐を過ぎるとメッキリ車も減り走り易くなるが眠気が・・・。
比良の付近で161号線と湖西道路との分岐が出てくるがリード号は100ccなんで自転車並み。
下道で先へ。堅田で腹へってきていたので王将で晩飯を喰った。
湖西道路から山科はスコッと入れるが下道だと紛らわしい。
醍醐寺方面に抜けたら簡単だったが道に疎いのでウロウロしてしまい結局は1号線に出る。
こうなると新三船街道で帰るだけだ。



やがて何時もの道で三船さん宅横を通過するが・・・。
お、ガレージに明かりが。寄ってみたら三船さん居ました。
長居する訳では無いので二言三言言葉を交わして天王高船練習コースから自宅へ。
あー、三船さんもスッキリしてたかな。
終わりましたね・・・。本当にお疲れ様でした。



流石に帰宅すると疲れ果ててしまった。
嫁様が焼いてくれたステーキにパク付いてビールを飲んだら眠気が・・・。
寝てしまいました。


この輪島旅の経費等を整理してみるとこうなる。
走行距離:香芝〜輪島_410km(片道)
これ以外にコースを走ったり千枚田を見に行ったりでプラス100km程度。
総合計で約900km走行で下道ばかりです。
所要時間:往路も復路も香芝〜門前町まで概ね8時間程度でした。
使ったガソリン代は給油1回6〜7リットル×5回で経費的には6000円以下。
流石に時間は掛かるけど安価に往復出来ます。
以前の経験からすると250ccバイクなら燃費が良くなるので5000円以下になるでしょう。
自転車だとガソリン代要らないけど途中の補食代が高くなるやろね。
それと時間的な余裕が無くて帰路を輪行するだろうから電車代が高い。
最寄り駅の穴虫まで踏んで行ってそこから輪行雷鳥を使って10,000円程度だ

ということで長い文章済みませんでしたー、有難うございました。
チャンチャン。