【日本のやり方、中国のやり方、ヨーロッパのやり方】

何故、こんな題名を考えたかというと・・・。
起点は蜂蜜である。

以前、飯田の山奥である下栗へ行った時に地元で取れた蜂蜜を買った。
これは三船さんに進呈したので味は判らない。別途買いに行きたいと思う。
とても美味しそうでした。
枚方市長尾のニュータウンで買った英国産だったかシナモン入り蜂蜜をよく使っている。
シナモンの香りが素敵で美味しい蜂蜜だ。
そしてもう一つは近所の業務スーパーOKで買った中国産蜂蜜。
問題はコレ。どんなに冷やしても固まることが無い。
こんな蜂蜜は有り得ないね。偽物だ。



以前、テレビで中国で偽蜂蜜を作る工程を放送していた。
砂糖を煮詰めて何かを混ぜて茶色にする。それで蜂蜜なんだと。
自分が子供の頃は父親が商社だった関係かカナダ産の蜂蜜をよく食べた。
直ぐに白く固まってしまい蜂蜜って硬いもんだ、という印象がある。
大人になってからも蜂蜜はよく使っているがお湯で温め溶かしてから使うことが多かった。
最近のそこら辺りで売っている蜂蜜は絶対に固まらない。
ああ、偽物を堂々と売っておるなと思っている。



中国の生産品の全てが悪いとは思わない。
私が愛用するIBMLenovoThinkPadは秀逸だと確信している。
ノートパソコンは少々性能が上でもコレ以外は使う気がしないのである。
しかし餃子に始まる食品関係の品質の悪さは何だ。
ThinkPadは製造に関して相当厳しい目が光っていると思うが食品は別。
いい加減な設備の元で「儲かればOKで騙されるのは勝手」という感じなのか
偽物製造やマガイ物製造が余りに多過ぎる。



ThinkPad等は作る人達の誇りを感じる。
上位の工業製品もそうなんだろう。
工業製品以外も職人気質を感じる仕上がりの中国製品は有る。
でも見張りが居ないとサッパリだ。
見張りって何も工場の監督って限らない。自分の心の中にも居る筈だ。
まぁ偽蜂蜜を作ろうが本物蜂蜜を作ろうが誇りも罪悪感も関係無い状況?立場?
自己弁護は有るかも知れないがやっている事は詐欺やね。



日本の場合は先の飯田下栗の蜂蜜に少し戻ると、そこで年老いた皆さんがセッセと
蜂蜜製造に傾注している。美味しいものを作る誇りを感じる。
幸いな事に日本は流通機構が正常に運営されているし多くの人の美味しい物への向き方も
しっかりしている。
いい物を作って出荷し情報も正しく発信されれば自分達の労力も報われるのが判っている。
中国はどうなんだろうか。おそらくそういう機構は無いであろう。
安価で量だけ出す。品質は最低。これが標準の中国のやり方?



ヨーロッパはどうなんだろうか。
余り知らないので想像するしかないんだけど職人気質が非常に高い(多い)のは
間違いないな。
残念なのは時代の流れと共にかつては職人的技巧で作っていたものが自動生産に移行
しているのが多い点だ。或いは職人的製造品が外へ移ってしまった物なども多い。
全てのカーボンフレームなんてヨーロッパで作っているとは全然思っていないし事実そうだ。
この場合の職人的技巧は台湾へ行っている。
コルナゴもウィリエールもタイムもスペシャライズドも台湾の一角でセッセと製造している。
半壊状態の家の中を覗くと世界最高レベルのカーボン製造をやっているとか。
日本の大田区とかもそうですな。
最近の東大阪市全体の精密製造レベルは落ちている気がするがどうだろう。
京都の南区も腕によりを掛けて頑張っていた時代があるが今は知らない。



とか何とかをPCバックアップで待っている間、コーヒーを飲みながら考えた訳です。
コーヒー豆はどうなのかなー。
チョコレートはベルギー産が有名だけどカカオはベルギーでは作れないぞ。
原産地の状況はどうなんでしょうね。未だに重商主義だったり
するのでは。
これもヨーロッパのやり方の一つかな。

搾取され続ける現地人の皆、気の毒だ。
自分はどうすれば良いのか考えないと。



■全然関係ないけど自衛隊移動中、訓練厳しいのか寝ておる。



■排気管の先についている物は何だろう。