自分にとってのモチベーションとは
何とか手術は無事に終りました。想定されたよりマシな状況だったと聞いて安堵。
詳しくは後報します。
全身麻酔から解かれて色々な管を外し普通の晩飯を喰い、一眠りした。
ふっと目覚めたのが午前2時。
自販機で缶コーヒーを買って飲むけど旨い〜。(ジョージアのウルトラ微糖)
素敵な夢を見て忘れてしまうのが勿体無い気になり起きている。
夢って二度寝すると忘れてしまうんで・・・。
自分は最近は余り夢を見ないけどたまには見る。
何かをやらねば、とイカンのに直前で足止めされるというパターンの夢が多い。
これは多くの人にも共通するパターンらしい。
その夢というのは・・・
自分が中学生だった頃の英語の女性の先生が当時の年齢でヒョコっと現れる。
現実には自分の中学校の先生は男性なのに夢では何故か女性。
そして高校時代の旧友や大人になってからの友人も同時に登場してきた。
何でか皆が知り合い、普通では有り得ないがこの適当な設定が流石に夢だ。
最近の状況や一寸した小さな事柄や共通の話題が有り話していて実に楽しい時間
だった。
そして夢はこの場面から急に変わる。
なんか自分はTTバイクに跨って独り走っている。
前後誰も居ないのだが「先人の記録に挑戦!」と思って走っている。
スピードは時速46km辺りを指している・・・。
TTの距離は30kmとかではなくもっと長い。野を越え山を越え・・・。
ここで目覚めた。
自分は最近はレースに出た事が無い。
これは我が家の車が自分の好きに使えないのが理由。
今は自分の不始末で免許が無いのと車は嫁様の物!というのが理由。
嫁様は創価学会の地域の幹部で車が使えないと話しにならない。
自分は普段は例え車が使えても仕事で交通手段とするにはコストが掛かり過ぎる為。
それに楽ばかりしていると旨い飯を喰って旨いビールが飲めないもんね。
第一、様々に変わる景色を見ずにいるのは余りに勿体無いというか悔しい。
そしてバイクで走る大きな理由。
それは先人の走った後を辿ること。
小さな冒険・旅・そして自分にとっては大きな挑戦だ。
「この道を先人はこんな雨と風の中を頑張り抜いて、こんなタイムで走ったのだ。
少しでもこれに近付きたい〜!」
という止むに止まれぬ想い、これが大きな自分にとってのモチベーションかも
知れない。
強大な壁である先人の記録、これをクリアすれば達成感は凄く大きい。
自分に勝つ、限界を押し上げれた!という喜びって大きい。
あり得ないと思うけど正直、先人に勝つのが一番嬉しいでしょうね。
自分にとって一番の先人=此処まで書くともう判る、マッサー師匠だ。
色々な意味で尊敬するマッサー師匠に少しでも追い付く事は素晴らしい気分になれる。
勿論、たかだか、どこぞの区間で単独TTをした程度では追い付いた事にはならない。
全く強大な壁というか大きな山であり見本である。
何よりも自分のモチベーションの源である。
これ以外だともう海外に求める事になってしまう。
ロンド・ファン・フラーンデレンのコースを走るとかリエージュ〜バストーニュ〜
リエージュを当然1dayで走り切るとかである。
他にも有るぞ、ケンメルの下りとか彼の地の横風。
生憎、グランツールの区間は自分には入らないんですねぇ。
日本なら幾つも有るね、丸岡の龍ケ鼻ダムへの上り:40km維持を目指すとか。
(厳しいけど)
阪奈道路の大阪側の上りでダンプの後ろに付いて53-16とかで走れたら最高だ!
(自分はキルシプーか?)
書いているだけでもワクワクする。
これ全て独りの先人の歩んだ道の跡なんですね。
こんなもんぢゃなくて未だ未だ多い。
普通のサイクリストにとって此処に書いただけでもお腹一杯なのに、もっと多くの
事を達成している。
第一自分は今から多くのレースに参戦してゆく余裕が無い。
身体的・時間的・経済的に困難を極める。
自分の力が一定のレベルまで満たされれば狙ったレースだけ、というのは可能かも
知れない。
結局のところは自分自身の覚悟の問題だ。自分にそれが有るのか。
話を戻す。
人によってモチベーションとは色々有るだろう。
勝負に勝つこと、これは最大のモチベーションでしょうね。
自分に勝つこと、深い喜びを得られるだろう。
判り易く言うと、自分が今まで到達出来なかった領域や場所へ行く事。
これに尽きるかな。
だとしたら自分に取って何が勝負なのか。
それは状況によりけりだけど、自転車はこの多くを提供してくれる素敵な存在だと思う。