グッバイ、親父殿

ブログの更新をしようかとか、ちょい適当に走るかとか思っていたが・・・。
昨日、私の父が急逝しました。大正7年生まれ、享年92歳でした。



昨日は白浜までちゃんと走れなかったのでフラストレーション若干感じていたし
取り敢えずは150km程走っておくかな、と思っていた。
先ず三船さん宅辺りへ行き山城大橋を渡り信楽経由で名張へ行ってから帰宅すれば
大体150kmになる。これでいくかーと思って出た。
途中の富雄川沿いに北上途上で奈良市在住と聞いたサイクリストが走っておられた
が、この方を西登美ヶ丘の外れまで引いた。


そして自分は三船さん宅付近を通過し山城大橋を渡るが自宅より連絡、壊れていた
自宅FAXの補修部材が届いたので早く帰って修理をせよという事で此処より帰宅と
する。普通なら堤防の上を通る24号線で南下するのだが今日は趣向を変えて裏道
を走っていこうとルート変更。
何でもこの道沿いにJRを跨ぐ激坂が有った筈なのでその探索も兼ねる。
南西からの結構な風だがまぁボチボチ行く。


途中、キョロキョロして走ったが結局坂は見つからず。
小さな坂なのだろう。又今度にしよう。
そのまま163号線を辿り何時もの高山交差点まで横移動。
高山から富雄川沿いに南下、来た道戻りとなった。
帰路途上、昔の自転車仲間である西崎氏の家を訪ねるも不在、別途訪問する事にして
家に帰った。



帰宅して2台の自転車を簡単に水洗いし家の中に戻り風呂に入ろうとすると扉が
開かない。どうも親父が風呂に入っていて補助歩行器がドアに当たっている。
そんなら後でええわと思って2階の自室でメールが来ていないかなどして約10分後に
もう一度風呂場へ行くと様子が同じ、あれ?何かおかしいぞ。
無理に脱衣所に入り風呂場を見ると親父が湯船に沈んでいる!
ああ!いけない!
直ぐに水を抜いて外へ出そうとしたがもう手足の先は青くなりチアノーゼが進行
していた。もう何時間か経っている様子であった。
直ぐに大声で嫁さんに声を掛けて救急車に来てもらったが蘇生は無理だった。
近所の東朋病院で見てもらったが既に2時間か3時間は経っていたという。
残念だが無理だった。
風呂に入って血管が膨張し脳や心臓が虚血となり気を失って湯船に沈み溺死した
という事だった。
92歳の親父、悲しいがそう苦しみはしなかったらしい・・・。



この日記を書いている時点では既に納棺し今夜にお通夜で明日お葬式をする。
今回は家族葬という事で静かに身内だけで行う。
でもご近所さんや知人の方々が入れ替わり弔問に来て頂き恐縮している状態です。
あの世で先に逝去したケーヤンと色々話をしているのかな?と思ったりする。
いや、ケーヤンはもうこの世に戻ってきているから親父が後を追って新しい生命で
何処かに来るんやな。
親父殿、今度この世に戻ったら何するね?
もう戦争とか軍隊は嫌やろうしなぁ。又、自転車乗ったらどうや。
自転車、もっと早く始めたら良かったと言うてたもんな。


■うちの近所の表通りです。