戦略的な企業

えー今回は自転車とは余り関係無い内容です。御免やす。

私は2002年頃からノートパソコンはIBMThinkpadを使い続けている。
それまでは東芝ダイナブックだった。


以前、富士通系の販社で働いていた時は富士通BIBLOを使う事を強要されていた。
しかし実態は予算の加減で社員が自前のパソコンを使う事は許していた。
そこでBIBLOの使い勝手やデザインが嫌いな私は当時は先進を切っていたダイナブック
選ぶ。B5で分厚かったけどしっかりしたデザイン。冴えないグレーだが案外良かった。
これを2年程使ったが徐々にスペックに不満を感じて薄型12.1インチ画面のダイナブック
へチェンジ。


これも中々良かったが拡張性が弱かったのが残念。1回目ダイナブックなどディスク容量は
20GBに過ぎず2回目も40GBで頼り無い。
やがて富士通系の販社を退職し今度はIBM系の販社で働く事に。
東京に単身赴任を1年程したが、その際に猛烈に混む東西線の中でダイナブックが破損。
液晶は人の圧力に耐えれたがマザーボードが死んでしまったので。此処迄か・・・。



普段のパソコンが壊れてしまっては仕事が出来ない!困った!
そこで急遽購入する。IBM陣営という事も有り当時は新しかったThinkpad-X31を購入。
黒っぽくて無骨な風体だったがキーボードの打ち易さは最高!良かったなー。
すっかり愛着が湧いた。愛着が湧くパソコンの第1号だったと思う。
従来のダイナブックは単に道具でしたな。


色々な処、あらゆる場面で一緒に動き働いたX31だった。
ところが仕事先のIBMの方から「いいのが出ますよ〜。」と聞いて期待していて出たのが
X40だった。これはいいな!と一寸強引に購入した。
これは軽くて中々良かった。これも長く使っていた。



やがて色々有りまして幾星霜。
X31X40も疲れ果ててきたようです。
X40は独特な1.8インチディスクの生産が打ち切られ暫くは通販で買った60GBの物に変えて
使っていたが破損、SSDに交換して使ったが異常な遅さに耐えれず東芝の物に変えるも即座
に破損してしまい打つ手なし。
X31を復活させて使うもマザーボードがダウンし遂にお終い。
又もや仕事が出来ない!困った!
という事で今やIBMでは無くなってしまったThinkpadの中から最新のX201とかを選ぼうか
迷ったがお金を節約しよう!という事でヤフオクX61の中古に落ち着いた。
今は・・・まぁボチボチ使っております。キータッチは過去の気持ちよさは無いが。



あまり主題と関係が無い話を延々と書いて済みません。
自分がThinkpadと付き合いだして・・・というかIBMという会社を知るようになって
色々と感じた事が有る。
この会社はスケールが大きい。
何が、というと例えばIBMの研究費が富士通の売り上げと同じだとかいうのも有るけど
考え方が自社が儲ける事より外に拡張されているという点である。
社会貢献というと通り一遍に過ぎないが、一寸違う。



最近は「来るべき都市の未来のために」というテーマで幾つかのジャンル毎に
提案をしている。此処の会社の考えている事は深い。内容としては
「行政サービス」「交通」「公共安全」「医療」「教育」
「エネルギーとユーティリティー
となっている。こういう風に広く社会に対し考え提案出来る会社は少ない。
今回はこういう形であるがIBMの中で仕事をしていると、とこの手の構想は非常に多く
驚かされた事は多かった。
変った会社や・・・。



社員の1人1人がそういう考えを持っているのではないと思うが会社としての姿勢が
そうなので社員も感化され考え方が拡張されている印象が有る。
厳しい会社で中では何処でも変らぬ人間同士の葛藤も多い。
だが独特な味もある会社だと思う。