輪島目指すも、芦原市で敗退す

今回はMさんと一緒に輪島まで自走しようという催しでした。
何だかんだと言いましても自分にとって最高のアイドルであるMさんと一緒にライド。
嬉しいというか緊張するというか・・・その圧力は厳しいようで実は優しかった。
Mさん、有難うございました。http://d.hatena.ne.jp/masahikomifune2/20101016



金曜日から輪島を目指すのは随分と前から決めていました。
余裕をこいて朝から出るか!と思っていたけど実際には仕事が色々と入り夜からに。
前日3時間程度の睡眠で金曜日は朝から顧客のサーバー再構築作業。
当初は仕事が終われば直接、集合地点の大津へ行こうと予定していたが荷物が多過ぎる。
思案の結果、仕事へは電車で行って一旦帰宅してから大津を目指す事にする。



さて、作業だが普通であれば待ち時間が多い筈なのに今回は甘くは無い。
windows2003その他はスムーズだったけどウィルスバスター用サーバー機能が中々だ。
何度も入れ直しログを掘り返しサポセンに問い合わせても上手くいかない。
時間はどんどんと過ぎる間に電話で次から次に「パソコン変なんです〜」と他からも連絡沢山。
あぁ今回は上手くないなー。
完成は出来なかったが何とか40%まで仕上げて続きは来週として切り上げ!
大急ぎで帰宅する。



帰宅して大急ぎで輪島行きの準備をする。
21時に大津の西武前でMさんと待ち合わせである。
そこいらに有る物を適当にバッグに放り込んで行くが忘れ物は多かった。
何よりも服装は寒さを考慮せず半袖半パンのみでアームウォーマとレッグウォーマとウィンド
ブレーカーを忘れたのは痛かった。
バイクは黒マッサ号を使うつもりだったけどガレージで直ぐに走れる状態だったのがC50、
これを使う。そして大急ぎで香芝〜大津へ移動開始。



香芝〜大津も色々有ったけど今回は省略、何とか21時少し前に集合地点に来れた。
あー、シンド。うっ、家から此処まで約80km、CS400のボタン押してない。
少しするとMさんが登場、「よろしくお願いします」などと言われるが逆ですよ・・・。
早速、走行開始する。



今回のコースは
<琵琶湖西岸を走って国境越えを経て敦賀からは8号線を使わず越前海岸経由で福井市
海沿いに石川県へ>の段取りである。
琵琶湖西岸は風も程好い追い風の中をスムーズに走る。
先頭固定で自分が前、Mさんが前に出るとアッという間に消えてしまうので。
最初はMさんが後ろというのは監視の下という事で緊張したけど徐々に解消。
逆に見守られている感じで安心感が有りました。
今津手前の7-11でトイレ休憩し北上継続。
しかし最近のタルい走行に馴れた自分にしてはスピードが少し速い。
徐々に何時もより違う速度に疲れてくる。
ちょっとしたアップになるとドヨ〜ンとスピードが落ちてしまう。
マキノを過ぎ追坂峠では完全にスピードダウンしてしまった。



そして国境越えの上り口にある大型JOMOでもう1回休憩を取らせてもらう。
Mさんにすると「えー、又かいな」と思うだろうけど?自分の方は眠気が酷くなってきたのと
矢張りシンドさが出てきた。そして結構冷えてきている。
本来はウォーマ類を着けて走るか長袖ジャージが適当なのに何も無い。
まぁ上りになれば暖かくなるし下りは少しは持つだろう、という事で無理を押す。



国境越えは四苦八苦だった。
途中で真っ直ぐ行くべき箇所で左に入ろうとしたり眠気が如実に・・・。
それでも何とかMさんにも我慢をしてもらって峠を越えて下り開始。
眠気は益々増してくる。
下りはペダル回さずにダラリと下る。しんどかったんです・・・。
概ね普通に下るけど一度真ん中へ寄り過ぎてイカンかったです。
何とか敦賀の街に入って一息。
Mさんと短い会話をしながら進んでいる内に自然にMさんが前になる。
街を過ぎ先ずは8号線と越前海岸の分岐である大比田へ。



自分の前を走るMさん、大きなギアだと差が付き過ぎると思って頂いたのでしょう。
小ギアでクルクル回しているが信号が無くなった辺りでみるみる差が開く。
バックライト2個点けてサーっと離れていくMさん、何か原チャみたいでした。
そして途中のローソンで休憩・補給。
時々待ってもらいつつ、やっと大比田の分岐、此処を左折して越前海岸へ。
ヘタリ休憩したマキノJOMO辺りからグっと増えていたトラック群も海岸通りは通らない。
全部8号線へ回る。



比較的静かかなと思っていた海岸通りだが最初の内は夜釣りの人の車かな?
地元の人かも知れないが車はポツンポツンと走っていた。
それも徐々に減り暗い中、海岸に打ち寄せる波音と前からビュンビュン拭いている風の音を
聞きながら先を急ぐ。



琵琶湖西岸の161号線もそうだったけど、淡々としたものです。
本来は風光明媚な道だろうけど走っているのは夜中なんで判らない。
更に自分は目が悪いので明かりが全く無い海辺は何も見えない。
視力の良いMさんには結構暗い海の様子が見えていたみたいでした。
夜の海も「まぁ、結構・・・」とか。
目か。自分は隻眼な上に見えている左目は近視でコンタクトも最近合っていない。
アカンがな。



睡魔は相変わらずな上に向かい風で、このセクションはスピードがガクンと落ちたまま。
眠い・・・何処かで寝たいなぁ、とそんな事ばかり考えて走っていた。
比較的暗い海岸通り、眠いし出来るだけ道路の中央寄りを走らないと端だと側溝に落ちて
しまいそうだった。



越前岬の手前のローソンで待望の休憩。
何も買わずに持参の小型ヨウカンを喰う。
寒さが増していたが着る物が無いので普段用として持参していたズボンを履く。
そして出発する。やがて気温が少し上がり道路も濡れている雨が降っていたみたい。
何箇所かそういう場所が有った。道路は結構濡れていて水溜りも多かった。
越前岬を越えると風向きはマシにならんかな?と思ったけど相変わらず前からのまま。
睡魔は容赦ない。
これはイカンわ、このまま走ってたら何処かに落ちるなとボーっと思い続ける。



途中もう1回休憩しズボンを脱いで片付ける。
そろそろ海岸沿いの道もお終い。
自分が前だと道路の外に落ちるのでMさんに前に出てもらった。
徐々にMさんは消えてゆく。待ってもらっているのだが遅れる。
途中、道の駅みくに付近で道路の近くでボーボー燃えている。
えらい豪快な焚き火やなぁ、今頃の時間にゴミ処理焚き火か?と思っていた。
やがて前から消防車が2〜3台やってきて火事であった事を知った。



九頭竜川を越えて少し行った三国交差点で前で待機走行のMさんに追いつく。
此処で宣言
「もう眠くてアキマセン。何処かで寝ますから此処で切り離して下さい。」
Mさん、む〜んという感じだったがしゃーないなと去っていく。
此処で気が抜けました・・・。
えちぜん鉄道の線路を越えマツダの傍で停止してバイクを降りる。
鳴呼。
歩道脇に座り込むが夜明け前である。5時頃。
ボーっとしていると体から熱が抜けてきて寒さが増してきた。
一旦脱いでいたズボンを又履いて上も半袖普段着1枚を重ね着し寒さを凌ぐ。
思えば今回は寒さ対策など何もしていなかったねー。
本来であれば事前に宿を予約し荷物を宅配し軽量化で望むべきだった。
Mさんは流石で最小必要な物限定の状態であった模様。
自分は・・・場当たりで全然ですわ。アキマヘン。



歩道横に佇んでいると徐々に夜明け、雲が多い芦原(あわら)市の夜明けである。
此処は芦原温泉という事で温泉が有名な場所だけど、温泉に寄る余裕は無くしていた。
第一、こんな早朝に温泉など開いてないで。
自分が居る場所の数100mの処に越前鉄道三国神社駅が有る。
そこまで移動し誰も居ない駅の待合室で一眠りする。



物音で目が覚めた。
そろそろ始発の福井行きの電車が来るぞ。
輪行の準備をボソボソとやっている間に電車が来たので大急ぎで乗る。
電車でMさんの先回りをするのは可能だけど意味も無いので帰宅にする。
切符を買って改札を通過する際に駅員にビニール袋輪行の文句を言われた。
敦賀駅や京都駅もうるさいが此処でも言われた。
何も言われないのは大阪駅とか鶴橋(乗り換え口)である。
最近のJRは中々うるさいなぁ。



福井駅から各駅に乗って敦賀へ。
乗客も少ないので座って寝れた。敦賀から近江塩津まで短く移動。
そして湖西線で京都まで。
兎に角、猛烈に汗臭くて自分でもマイッタ。
湖西線、最初は空いていたので座席でジャージやアンダーウェアを脱いで袋詰め。
これで臭いは減った。レーパンはずっと履いたまま。着替え無いのである。
こんな調子でJR京都、近鉄に乗り換えて帰宅しました。



■今回はナイトランだったので走行中の写真は撮ってません。
 敦賀駅で1時間程の待ちでして夜行特急日本海の写真撮りました。
 この写真で御免あそばせ。





※後日談ですが撮影したこの日本海、この後で福井県でトラブルを起こしていた。
 以下、読売オンラインからのコピー。

寝台特急60m手前に停車…ホーム外でドア開く
16日午後8時25分頃、JR北陸線福井駅で、大阪発青森行きの寝台特急日本海」(10両編成、乗客約240人)が正規の停止位置から約60メートル手前で止まり、最後尾の車両の乗降ドア1枚がホームから外れた場所で開いた。同駅で降りた客はおらず、けが人はいなかった。

まぁ何も無くて良かったですね。
 


■こちらは輪行パックされたC50。大型ゴミか?という状態。



■■今回は基本的にはリハビリ期間中の走行のつもりです。
最近まで使い続けていた目薬の中に「交感神経遮断薬」が入っていた。
塩基性ベタキソロール)
これは緑内障で上がる眼圧を下げる効果が有るのだが副作用が大きい。
この影響かどうか未だ不明だが6月上旬から心拍数が爆増、えらい状態だった。
それを10日前辺りに知り、その目薬の点眼を中止したのです。
効果が現れれば心拍数は低下すると思うが、数ヶ月使っていた薬なので未だ効果はでない。
効果が出るのを待ちながらパフォーマンスを徐々に戻そうという計画なのです。
早く元の体に戻りたいな〜。

http://d.hatena.ne.jp/savy_wada/20101007
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E5%86%85%E9%9A%9C



■今回のデータ
(1)大津〜あわら市:170.6km
(2)心拍数:平均192だと!Max229、ええーっ!もう上がり放し。
 普通の人なら死んでいる?いや、自分はもう死んでいる・・?
 この数値、ホンマか・・・?(下写真を参照)
 とか書いてますが6月上旬からずっとこの調子なんです。
  超高回転低出力エンジンですね、トホホ。
(3)平均スピード:24.8km