頑張れ、原発

今、原発は世界的に危機的状況である。
地球温暖化防止の為、或いは世界的エネルギー危機を防ぐ旗手として
徐々に地位を復活してきたが今回の福島原発の対応大失態で台無しである。



読売新聞でアンケートを取ると案外、私と同様な意見の持ち主は多い
らしいですね。
昨今の社会的・経済的状況では原発は不可欠だが、これだけ問題を起こすと
抜本的な解決方法や運営手法を考える必要が有ると。



今回の大失態は地震発生の後ではなく、それ以前から始まっていたと
云えましょう。要するに備えが十分で無かったし対応方法も準備されて
いなかった為、緊急時に右往左往するしかないという状況かと。
今回は地震津波というより人災だった、と主張する人も多い。
勿論、地震津波が有ったからこそ今回の事態に陥ったのであって人災が
直接的な原因ではない。
そりゃ当てにしていた予備電源が総倒れで原子炉周辺も壊れていては余程
危機管理を確立しない限りは地震津波発生時点で手も足も出ない。


2009年12月に仕事(サーバー導入)で福井県大飯原発、高浜原発、美浜
原発へ行った。
原発施設内には多くの下請け企業が有り幾つかの雑居ビルの中にひしめき
合っている。その中の一社の処へ行ったのだが・・・、あんなに多くの
下請け企業が関電の下で活動していたとは知らなかった。


■此処は高浜発電所でこちらが海側です。写真撮影は一般道から。
 特に津波などに対する防御壁が有る訳ではない。


津波が来ても防波堤は無いので奥に有る施設まで容易に被害に逢って
 しまうだろう。


こちら高浜原発を見る限り、原発周辺設備は奥の方に収まっているとは
いえ防備はゼロに等しい。確かにこれでは天変地異やテロに弱そうです。
早急に然るべき対応をするべきであろう。
地味にやるしかない。そうやって信頼性を徐々に戻さないと将来は暗黒だ
と切に思う今日この頃です。