不快なDELLの保守対応

此処に書く話は本当に有った話です・・・って何時も本当ですが。
一度書いてみようと思っていて先送りしてました。



とあるお客さんでの話。そこはデルユーザーです。
サーバー数台、端末PC30台弱、殆どがデルのPCばかり。
数年前にサービスを開始した時は何てデルばっかり、大丈夫かいなと心配した。
デルの品質は呆れるばかりの悪さで、マウスやキーボードを差し込む裏パネルはグラグラして
いてグっとコネクタを差し込むと内側に外れてしまう。
何台かのPCは何度もディスクを初期化してしまう。
これは初期のトラブルで2〜3年したらトラブルが出尽くしたのか沈静化。



そして第2のトラブルシーズンが到来。
兎に角起動しない。メインスイッチがオレンジ点灯してPCは起動しない。
そこでデルに修理依頼をする。
デルはボタン電池を抜いてみてくれとか、幾つかの指示を出すので言う通りにするが矢張り
駄目。そこでやっと修理への動きとなる。
先ず、デルから見積書がユーザーにFAXで来る。
そこには電源ユニットとマザーボードが交換パーツと記載され、修理代も記入されている。
これを認可し社印を押下してFAXを送り返すと数日後にパーツが送られてくる。
その後にデルの外注先の保守会社から保守要員がやってきて作業をする。



大抵は電源ユニット交換で済むので使わなかったマザーボードは持ち帰る。
暫くして修理請求書が送られてくるが支払い項目は電源ユニットと修理代である。
此処までは至極当然の流れであり去年の12月まではそうだった。
尤も、この手の障害は凡そ10回は発生しておりデルの電源ユニットの信頼性というか品質には
大いに疑問が残っている。こうも壊れ易いのか、と呆れる。
変な電源ユニットである。
中に妙な基盤が入っている。何を制御しているのだろうか。



ところが年が開けて2011年になると対応が変わった。
先に修理代を入金しなくては動いてくれなくなった。
FAXで送られてくる見積書、以前よりえらく時間が掛かる。
何故そんなに遅いのか聞くとシステム上のトラブルだという。
この逃げ口上は1回だけではなかったので本当にシステム上のトラブルなのか判らない。



さて、相変わらず記載されている電源ユニットとマザーボード
そこで疑問が。今までの通例だとマザーボードは使わないのでは、と聞いてみる。


「いやお客様のおっしゃられるトラブルだとマザーボード障害も考えられます。」


ときた。そこでこちらから確認。
「結果的に使わなかったパーツの部材費は返却してくれるのか?」


「いえ、お返し出来ません。」


「使わなかった部材の費用を入金したのなら持ち帰らずに置いていって欲しい。」


「いえ、それも出来ません。持ち帰らせて頂きます。」


「それは・・・一種の詐欺ではないのか。」


「はぁ・・・・。」


呆れたものである。一体、この対応はどういうものか。
使わない部材も支払わせて尚且つその部材は持ち帰るという。
お客さんは怒り心頭、こんなのが数度有ったので消費者センターとかに連絡をしては如何、と
言っている。或いは公正取引委員会に訴えるとか。
そんな訳でそろそろ古くなったデルのPC群、もう次には絶対に買わないと心に誓ったお客さん
でありました。無理ないね。誰でも怒りますよ。
ヽ(*`Д´*)ノ