そして輪〜島、エピローグ

さて輪島レース、ブリツェンの面々が晴れやかな総仕上げをした表彰式も終わり・・・。


どうしたものか、と会場をウロウロ。
インタビュー中の高木さんを少し邪魔したり串焼き鳥を食べながら「チームマッサは?」
と廻ったが早々に引き揚げたのか見えなかった。
雨も怪しげ、第一に自分は帰宅せねばならぬわ、と若干後ろ髪を引かれる気分でマフ号に
跨りました。勿論、雨仕様。


さー帰るでー!


帰路は今庄で8号線を離れて栃ノ木峠を通ってかえるのはドヤ?とか考えたけれど雨は全然
止みそうに無いので素直に8号線で帰る事に決定する。
もう脇目も振らずにズンズンと走った。
金沢〜小松〜加賀〜牛の谷峠〜福井へとマフ号を駆る。
雨は結構降っているがー関係無いね!
福井の街外れで眠気が漂い始めたのと松屋の看板が見てとれたので休憩。


松屋でデミタマ・ハンバーグ定食でも喰うか〜と思ったものの余り食欲が無い。
しょうがないので眠気覚ましドリンクを飲んで又、再開。
こんな感じでいそいそと帰宅に励みました。



こんな調子で信楽の入り口の7-11まで帰ってくる。相変わらず雨だが徐々にマシに。
眠気が増してきて薬が余り効かない。
何とか眠気を推して奈良県に入りやがて大和郡山から北葛城に入って間もなく。
何気ない田舎の交差点でやってしまった。


普通の左折だったが速度が若干速過ぎた。
前輪ツルリ、ザザーッ!!いててー・・・!
やりました、転倒です。
左足が地面とオートバイに挟まった。
右手親指や手首を挫いた。
家まで10km程の処でしたが油断してしまいました。



兎に角、何とか家に辿り着き幹部を洗ってみるがー、これはイカンね。
早速、明くる日に近所の病院へ行って治療するが右親指は脱臼していた。
骨に穴を開けて針金で固定する必要が有るがこの病院では出来ないという事で紹介状を
書いてもらう。
そして次の日は少し離れているが以前鎖骨骨折できっちり治療してくれた
天理の高井病院へ行く。
かなり待たされたが診断を受けると


「これはアカンな、直ぐに手術した方がええね。
 和田さん、今日手術しょう。
 一泊してもらうで。」ときた。


結論が早いのは結構だがイキナリ入院とはね。しょうがない。
兎に角、手術を受けた。ちょっと痛かったけど手術は上手くいった、と先生は上機嫌。
こっちも安心する。
後は何もする事は無く持参した漫画「ヨルムンガンド」を読みながら寝るだけ。
しかしね、久し振りにジックリ寝れましたよ。



その後はゆっくり快方に向かってます。
直後はマフ号に乗るのも厳しい状態でしたが今は痛みも減少し既に200km程度の仕事行
も再開、慎重に走り始めました。
何でこけたの?
この状況を解析しておかないと。
自分の曲がり方にはクセが有る。
ターンインの時に少し前輪をコジるのである。
向きが変わり始めたらステアリングの力を緩めてアクセルをズズっと開ける。
後はグリップしようが若干スライドしようがコントロールして回り込み立ち上がる。
この走り方で多くのシーンを制してきた。車でも基本的には同じ走法。
但し最初のコジる時に前輪の負荷が高まる。ブレーキングも有るしね。
前タイヤがこの時に根をあげるとヤバい事になる。

今回はこれが裏目に出た数少ない事例となった。



まぁやり過ぎはよくない。
今後は注意しませう。たかが125ccのスクーターです。
250cc以上のちゃんと整備したオートバイなら未だしも・・・。
痛い目に遭うのも嫌やし、無事これ名馬とも言うし。
何とか仕事の影響は最低限に抑えたものの、
一重に反省です。(ノω=;)