野麦峠の思い出

実は4月27日は信州のお蕎麦を食べたいとか、途中の伊勢若松で穴子料理を食べたい
とか思ってハーフツーリングに出ました。
(往復1000km以上を自分定義でフルツーリングとしています。)



地図は往路の中津川で一回リセットかかってしまい地元香芝市からの往路は出て
ませんが大体判りますよね。



主たる目標は野麦峠です!
此処は自転車で一度は走った事が有りました。(単車では何度も)
それは随分と昔で1986年の第1回乗鞍マウンテンサイクリングの時です。
この時は自転車に乗り出してやっと1年経った頃でしたが湧き上がる意欲にほだされ
参加した訳です。一般Cとかいうクラスでした。
総合優勝の当時信大の大原満君が1時間を切る辺りだった筈です。
私のクラスの優勝者は1時間10分辺り、私はそれより10分遅れという事で1時間20分は
掛っていなかったと思うけど、そんなに速い訳では無いですね。
当時はシッティングが駄目で下からゴールまでダンシングのみでした。
緩斜面で追いつかれ急斜面で突き放しの繰り返し、最後は後ろパラパラだったと
思います。歴代タイム



その時は松本〜新島々まで輪行で行って、新島々からは結構でかいザックを背負って
エッチラオッチラと狭い道を上がって行きました。
夜行電車で行ったから開催地の乗鞍高原というのか?迄は案外早い時間で到着。
完全な山登り装備でテントもしっかり張れたし自炊完了したので何処かへ行くぞ!
となりました。
そこで時間も有るし、野麦峠まで行くぞ!と足を延ばした訳です。
単車で安房峠とかは行っていて大変なのは判っていたので楽な方を選びました。



でもねー残念ながら30年程前の話なんで道中余り覚えてません。
なんしか野麦峠まで行った、と。
此処から向こう側に下ると乗鞍高原幕営地まで戻るのは並大抵ではないので
行かれへんで、とか思った記憶が有ります。


まぁ、そんなこんなで後で単車でも行った事は有りましたが久し振りなので
行こうという事になったんですが前置き長過ぎ済みません。



今回は単車、PCX125(スクーター)ですから時間にも超ルーズでお金も最低限。
楽なもんです。
夜中の3時過ぎにスタートし名古屋〜中津川〜木曽福島から361号線で長峰峠と
目指しましたが天気は曇り時々雨、合羽を着ての走行。
開田高原まで来ると吹雪いてきたぞ。
これは一寸楽ではないかもとドンドン詰めて行きます。



開田高原にて。この後で徐々に吹雪となり最後はかなりの状態となる。



単車は寒いけど楽ですなー。
そして峠に近くなると道路は結構積雪状態に。
1台ゆっくり走るツーリング者が居てサッサと抜かすと付いてくる。
彼も不安なのであろう。大丈夫やで。


長峰峠の積雪は処どころ有りましたが基本的に気温が高く0度以上
なので凍結していなくて助かりました。
長峰峠を下り出し暫し進むと野麦峠の飛騨側登り口が。
真っすぐ行って高山に行ってもつまらんし迷わず登り返し。
流石に長峰峠よりは高度が高く道一面に積雪箇所も増えてきましたが
足をバタバタさせつつ走破。
お助け小屋とか見えましたがこちらも基本的に吹雪の中でしたし景色は最低
とは言わんけどロクに見えぬまま峠を通過、うーん、峠って何やってん。
時折カッパにこびり付いた雪の塊がバサッツガサッと音を立てて道路に落下
する。


それでも下に降りてゆくと雪も止んできました。
途中でもう一度、境峠へ登り返し木祖村&19号線への最短ルートをとって
下界に降りました。いやー良い天気だ。
後は元来た道を辿って帰るだけ。




道の駅大桑から北西の中央アルプスを見る。




妻籠宿の風景です。本当は観光客でウジャウジャ、この時はたまたま人気無し。



途中、妻籠宿に寄りましたが・・・どうという事は有りませんでした。
目的の一部であった信州蕎麦も往路のコンビニでカップ蕎麦を食べただけ。
お腹をキュウキュウ言わせつつ帰宅しましたとサ。