我が妻、逝く

我が嫁様が11月12日に逝去しました。享年49歳。


2007年に乳癌が発見されリンパ節まで及んでいてレベル4でした。
その後、当時治験だったホルモン治療で1年後には癌はほぼ制圧したかに見えました。
しかし甘くは無く2011年に再び発症。
その後は色々な抗癌剤を使ってやってきましたが癌の勢いを止める事は出来ません。
抗癌剤は基本的に使い始めは効果が有りますが暫くすると殆どの場合、癌が強くなり
逆転されます。これを何度か繰り返している内に使える薬が無くなってくる。
体も弱ってくる。


うちは創価学会で嫁様は剛信なので一生懸命題目を上げました。
私や子も一緒に懸命になってあげておりました。
この時は体も楽になりCT等で見ても癌は引き下がります。
薬で効かないのが題目を上げると効くという状況ではありましたが矢張り癌は
絶え間なく責め立ててきて遂に矢が折れた、という感じでした。
しかし癌から一歩も引かずに懸命に闘病した嫁様は立派でした。


11月14日に通夜、15日に告別式を終えました。
もう遺骨になってしまった我が嫁様ですが未だに私の心の中に居ます。
何時も笑顔で可愛くて大きな猫みたいだった嫁様。
よく以前から「来世になっても一緒になろうね。」と語り合っておりました。
仏法では縁あれば時には夫婦、時には兄弟、時には親しい友人となり何度も
共に生きる事が出来ると言われております。
来世にならずとも今でも一緒の気持ちでこれからの人生、前を向いて生きてゆこうと
決意しております。